本日、銀座で楽しむ座敷舞 第五回を無事盛会に終えることができました。
今回は、夏の曲ということで地歌 こすの戸を舞わせていただきました。
失恋ソングが多い地歌にしては珍しくハッピーエンドの曲です。
地歌 こすの戸
「こすのと」とは小簾の外という意味で、地歌の艶ものには珍しく両思いで結ばれるハッピーエンドの作品です。歌詞には「蚊帳」が出てきたり夏の恋の曲です。艶っぽくもありふんわりとした温かさを纏った美しい振りで、女性の恋心を表現しています。
地歌こすの戸 歌詞
浮草は 思案の外の誘う水 恋が浮世か浮世が恋か、ちょっと聞きたい松の風問えど答も山時鳥
月やは物の やるせなき 癪(しゃく)にうれしき男の力 じっと手に手を何にも言わず
二人して釣る蚊帳の紐
とても粋で、美しい振りがついており、今回で人前で舞わせていただくのは2回目でしたが前回とはまた違った景色が見えたような気が致しました。
心配しておりました、お客様の人数も今週に入りお申し込みが沢山あり、満席手前程の人数になりお陰様で賑やかな会となりました。
いつも応援してくださっている皆さま、そしてお忙しい中、またお暑い天気の中ご来場くださった皆さま誠にありがとうございました。
また次に向け精進してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
次回は秋ごろに開催を予定しております。また決まりましたらご案内いたします。
この記事へのコメントはありません。