山村若瑞のブログ

美しくなるためにVol.6

皆様こんにちは、山村若瑞です。

心も体も美しくありたいものですね。久しぶりに

美しくなるためにのシリーズを書き残したいと思います。

私が舞のお稽古を通じて学んだ、物の考え方を話すと最近は興味を持っていただいたり共感してくださる方が多くなってきたように感じます。

皆様は意見の違う人、はたまた誰かから言われた言葉や発言に傷ついたり気分が落ち込んだり『どうしてそんなことを言うのだろう?』と困惑したことはありませんか?

私はこのような事が起きた時、もちろん傷つく言葉や状況なら辛いなと感じますが、その後【どうしてそんな事を言うのだろう?悲しいな】で終わらせないで、一旦冷静に相手側から見た世界や状況を想像してみるのです。

その人の立場や、環境、精神的状況、よく知る方なら性格を考えて、どのような意図があったのか、はたまた勢いで言ってしまったのかを考えます。

それでも難しければ、自分と相手を外から見た第三者になって状況を見てみます。

俯瞰して見るということです。

そうすると、意見が違う場合は中間の案が出せたり、【どうして?】が理解できる事もあるので状況に対して冷静になることができます、なぜ自分が辛いのかも客観的に考えて見てみるのです。

客観的に知ることができれば、自分の心の保ち方や相手に心情を伝えたり対処方法は見つけやすいのです。

そうするには相手を思いやるという心がまず必要ですし、逆にそのような思考にしていけば相手を思いやる余裕が生まれます。

器の大きい人になれるのではないでしょうか。

一旦、【当事者をやめる】のです。

この一面的な見方はなるべく避けて、多方面から物事を見るということはお稽古でもとても大切にしています。

舞のお稽古場には基本的に鏡がありませんので、対面で自身の姿を見てくれているお師匠さんをまずは信用し、言われた言葉を理解しなければなりません。

そして俯瞰して稽古の状況や自分を見てお稽古をします。

自分の意見を持つ事は大切ですが、時としてそれ(我)が強すぎると、俯瞰して見るということがなかなか難しくなるのです。

なのでこういう精神面もお稽古を通じて少しずつ学んでいきます。

相手を思いやる、相手の立場になって考える、空から自分達を見る事ができればきっと調和のとれた美しい空間を作ることができます。

美しい空間を生み出せる、素敵な人になりたいなと私も日々勉強中です。

心に余裕を持って、豊かになるとその人の纏う空気は美しく、紡ぎ出される言葉も美しいのではないでしょうか。

皆様のなにかご参考になれば嬉しいです。

それでは本日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。

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